クラウドファンディングに挑む茨城発のプロジェクトが大集合のピッチ&交流イベント!
『クラファンナイト』は、起業支援サービス事業を展開する株式会社ツクリエさんが運営するインキュベーション施設「StartupSide(スタートアップサイド)」が主催し、CAMPFIRE公式パートナーの株式会社クラウドファンディングデザインが監修を務める、「起業×クラウドファンディング」をテーマにしたイベントです。
東京・水道橋にあるStartupSide Tokyoにて10月に開催した第一回は「Series Pitch」と題し、CAMPFIREでクラウドファンディングに挑戦中、または挑戦を控える全国の方々にピッチいただきました。
※第一回のクラファンナイトでピッチをしていただいたプロジェクトは、(未公開の一プロジェクトを除き)おかげさまで全組サクセスいたしました。
第二回となる今回は茨城県・守谷にあるStartupSide Moriyaにて、その「Series Pitch」を茨城県に特化した内容で開催。業界も年代も様々な県内で活動される11名の方が、熱いピッチを繰り広げました。
【タイムテーブル】
19:00 オープニング(概要説明・主催者紹介)
19:05 プロジェクトピッチ
20:20 クロージング(告知・締めのご挨拶)
20:30 ピッチイベント終了
20:40 交流会・個別相談(現地会場のみ)
21:30 終了
【ピッチ登壇者】
1. 株式会社ヨシハラ総合企画 吉原悠真さん
2. 有限会社 茨城ビデオパック 岩崎真也さん
3. Project IRIS 一野羽亜奈さん
4. りあん編集室 横田照実さん
5. 古着屋Lily of the valley (リリバレ) 岡本萌実さん
6. 就労継続支援B型事業所コトリノ木 髙田タカノブさん
7. 筑波大学大学院 社会工学学位P 島村和惟さん
8. 常総新花火実行委員会 野村衛 さん
9. 有限会社モーハウス 光畑由佳さん
10. 龍ケ崎市役所 小室敦さん
11. つくばブルワリー 延時崇幸さん
▼オープニング
19:00の開始時刻に合わせて座席が埋まり始めます。
イベントの開始を待つ間、ピッチを聞いて応援したいプロジェクトに出会ったらお気に入り登録や支援がしやすいように、未だアカウントをお持ちで無い方には、登録作業など行なっていただきました。
司会進行を務めるStartupSideコミュニティマネージャーの森さんによる、イベントの概要説明や主催者紹介から、イベントはスタートします。
ピッチは準備と質疑応答込みで1人あたり6分の持ち時間。会場には県内の企業や団体、自治体の職員から学生まで、約50名の方が来場しました。
会場にお越しになれない方でも視聴できるように、同時にオンラインでの配信も実施しました。
▼プロジェクトピッチ
ここからは登壇者の皆さんによる熱いピッチが始まります。順番にご紹介をさせていただきます。
1. 株式会社ヨシハラ総合企画 吉原悠真さん
▼プロジェクトタイトル
「スクールじゃない!動画の活用を交流して学べるコミュニティを全国規模で作りたい!」
※プロジェクト公開前(12月10日時点)
吉原さんが多くの転職と副業を経験した末に辿り着いたという「映像」の仕事。ご自身の経験を元に、映像の仕事が「中途半端な人が行き着く最後の地点でありたい」との想いから、仲間との交流を通して映像を学べる、全国規模のコミュニティを立ち上げるための資金を集めるクラウドファンディングを準備中です。
2. 有限会社 茨城ビデオパック 岩崎真也さん
▼プロジェクトタイトル
「【かすみがうら市共同企画】帆引き船のすべてが学べる「デジタル博物館プロジェクト」」
※プロジェクト公開前(12月10日時点)
霞ヶ浦の文化遺産である「帆引き船」の研究と映像制作に25年もの間取り組んできた、茨城ビデオパックの岩崎さん。帆引き船の文化・歴史を世に伝えることで、「霞ヶ浦」にも興味を持ってほしい、霞ヶ浦の漁業を盛り上げたいとの想いから、「帆引き船デジタル博物館」をかすみがうら市と共同で立ち上げることになりました。その開館と運営にかかる資金を集めるクラウドファンディングを準備中です。
3. Project IRIS 一野羽亜奈さん
▼プロジェクトタイトル
「「登竜門」をイメージした作品で、龍ケ崎市駅のイルミネーションを盛り上げたい!」
芸術系や情報・工学系の大学生を中心に発足したProject IRISさんは、既存文化にデジタルアートを掛け合わせた作品を、計画・制作しています。龍ケ崎市の「冬の風物詩」として親しまれている駅前イルミネーション企画で龍ケ崎市の魅力をより多くの方に伝えるため、駅構内に展示するための「伝統工芸×デジタルアート」を用いた斬新な作品の制作費を集めるクラウドファンディングを立ち上げました。
4. りあん編集室 横田照実さん
▼プロジェクトタイトル
「霞ヶ浦を見ずして最下位ということなかれ!湖と紫峰の風景を多くの方に伝えたい!!」
※プロジェクト公開前(12月10日時点)
「街の魅力を情報で繋ぎ、その魅力がさらに大きなものになるように」という思いから、霞ヶ浦周辺地域からフリーペーパー「Lien Ville(リアンヴィル)」の発行をしているりあん編集室さん。冊子の増刷と、リターンとして地元地域の一押し商品を全国の皆さんに届けることを目的としたクラウドファンディングを準備中です。
5. 古着屋Lily of the valley (リリバレ) 岡本萌実さん
▼プロジェクトタイトル
「【リリバレフェス】筑波大生が開催する古着の祭典に1,000人集めたい!!」
「つくばのみんなが古着でお洒落することを楽しんで、より充実した人生を送ってもらいたい!」という想いのもと、筑波大生15名で営むつくばの古着屋リリバレさん。古着の良さを知って見て体感できるイベント「リリバレフェス〜アナタと古着の明日に革新を〜 」を1,000人規模で開催するためのクラウドファンディングを立ち上げました。
6. 就労継続支援B型事業所コトリノ木 髙田タカノブさん
▼プロジェクトタイトル
「あなたへ小さな福祉事業所が作ったオリジナルコーヒーのおいしさを届けたい!」
※プロジェクト公開前(12月10日時点)
まったく知識のなかった施設利用者さんたちと髙田さんが取り組み始めたコーヒー事業は、全国の福祉事業所がオリジナルブレンドを競う<チャレンジ・コーヒー・バリスタ2022>で、全国第2位に選ばれるまでに成長しました。この事業をさらに拡大し、利用者さんの賃金向上を目指すため、設備投資や原料仕入、販促資金などを集めるクラウドファンディングを準備中です。
7. 筑波大学大学院 社会工学学位P 島村和惟さん
▼プロジェクトタイトル
「霞ヶ浦湖畔のサイクリングのワクワク感をチャリメロで創出したい!」
※プロジェクト公開前(12月10日時点)
一番エコかつ効率的な乗り物は自転車と豪語する島村さんが開発しているのは、道路に設置した装置の上を自転車で走ると、そのエネルギーを使用してメロディが流れる仕組みです。例えば、ゲームの効果音を流すことで自転車利用者の移動時間を楽しいものにしたり、企業のPRとして活用されることを想定しているそうです。この装置の開発資金を集めるためのクラウドファンディングを準備中です。
8. 常総新花火実行委員会 野村衛 さん
▼プロジェクトタイトル
「【常総新花火】創作スターマイン&尺玉コンクールによる、最高のエンタメ花火大会!」
常総新花火はコロナで中止になった常総市の花火大会に代わり、若手花火師たちの競技花火大会として第一回大会が昨年開催されました。花火は合計1万発を打ち上げ、約8万人の来場者を記録。2024年4月に開催予定の第二回を、より花火の芸術性とエンタメ性の高い大会へと昇華させるためのクラウドファンディングを立ち上げました。
9. 有限会社モーハウス 光畑由佳さん
▼プロジェクトタイトル
「柔らかくて毛深い家」を地域×シゴト×女性が出会うカフェに改装したい」
※プロジェクト公開前(12月10日時点)
ライフワークとして授乳服事業を展開するモーハウスの光畑さんが新たに立ち上げたのは、「空間デザイン・コンペティション」作品例部門で金賞を受賞した建築「柔らかくて毛深い家」を改修し、地域の方が気負わずに訪れ、人や仕事と出会える共創型カフェを開業するプロジェクト。その資金集めと仲間集めのためのクラウドファンディングを準備中です。
10. 龍ケ崎市役所 小室敦さん
▼プロジェクトタイトル
「龍ケ崎市高校生発信のキャラクターで、地域の名産品をPR!ふるさと納税にも登録!」
龍ケ崎市が、株式会社ギルドヒーローズと実施したトレーディングカード(トレカ)を活用した高校生向けの起業家育成講座。その講座で「SDGs×起業」を学んだ高校生が考案したキャラクター(SDGsヒーロー)を、現実のトレカとして商品化し、ふるさと納税の返礼品としての登録を目指すためのクラウドファンディングを立ち上げました。
11. つくばブルワリー 延時崇幸さん
▼プロジェクトタイトル
「つくばブルワリーの挑戦!筑波山に新醸造所!つくば産クラフトビールを全国へ!」
「つくばに根ざし、つくばの人に楽しんでもらえる、100年後も続くブルワリー」を目標に、2020年に開業したつくばブルワリーさん。歴史深い神秘の山「筑波山」の天然水を使用したクラフトビールを、現在の年間醸造量の約5倍の量で醸造するため、筑波山の麓に新醸造所を開業することになりました。その開業に必要なインフラ整備や設備資金を集めるクラウドファンディングを立ち上げました。
ピッチいただいたのは以上の皆さまです。
どのピッチも、皆さんが真剣に耳を傾けてくださり、
各ピッチの終了後には、近しい業界や同じ地域で活動される方から鋭い質問や応援のコメントをいただいたり、
登壇者の方に配布いただいた資料に熱心に目を通す方々の姿もありました。
▼クロージング~交流会・個別相談会
プロジェクトピッチの終了をもってオンラインでの配信は終了です。ここからは来場いただいた皆さんでの交流会が始まります。
この日は現在プロジェクト公開中のつくばブルワリーさんにクラフトビールをご提供いただきました。各ビールともに個性的で美味しくて、会場にさらなる賑わいをもたらしてくれました。
ピッチを通して伝わった皆さんの熱意もあり、開始間も無くグループが自然と出来上がり会話が盛り上がり始めます。当初は全員で自己紹介をし合う時間を設けようとしていたため、途中でアナウンスも入れたのですが、誰の耳にも届かないほどでした。笑
ご自身で作成されたバスマップを広げてご紹介されていた、りあん編集室の横田さん。
官民の垣根を超えた交流をされていた、龍ケ崎市役所の小室さん。
Project IRISの一野さんとチャリメロの島村さんは、偶然にも筑波大学の同じ学類の所属だったことがわかり、話に花が咲きます。
クラウドファンディングを検討中の方々からは、今後の起案に向けての具体的なご相談もいただきました。
21:30に終了を予定していた交流会でしたが、気づけば22:00に...というところでお開きとなり第二回のクラファンナイトは終了しました。
クラファンナイトは、「クラウドファンディング」をきっかけに、その枠を超え出会うべき人同士を繋ぐことができるようなイベントを目指していきます。
参加者の方々からは、新しいアクションを起こそうとしている皆さんのピッチに刺激を受けた、学生さんたちのピッチのレベルが高くて驚いた、クラウドファンディングを積極的に取り入れていこうとしている自治体さんの姿勢が素晴らしい、交流会で普段出会えない方々と出会えて楽しかった、ここに来ればどんなプロジェクトを立てる時でも協力してくれる人が見つかりそうな気がする、一方、登壇者の方々からは、ピッチを聞いてくださった方々から早速ご支援をいただけた、ピッチを聞いてお手伝いを名乗り出てくださった方がいらっしゃったなど、様々な嬉しいお声をいただきました。
当日会場で登壇してくださった皆さん、応援にお越しくださった皆さん、ライブ配信を視聴してくださった皆さん、一緒にイベントを盛り上げていただいてありがとうございました。
また皆さんとお会いできる時を楽しみにしています。
▼クラファンナイトとは
StartupSideさんとクラウドファンディングデザインは、セミナー、相談会、ピッチイベント、ブラッシュアップイベント、クロストークなど、様々な角度からクラウドファンディングに光を当てたイベントを開催しながら、皆さんにクラウドファンディングの魅力を伝えつつ、クラウドファンディングを通して、新しい一歩を踏み出す方々の後押しをしていきます。
まずはイベントを東京と茨城で定期的に開催していくことを目指していますので、逐次チェックいただき、気になるイベントに是非ご参加ください。
クラウドファンディングに挑戦するアクティブな方々と出会える交流会も毎回大人気です。
▽次回のクラファンナイト
2024年初回となるクラファンナイトは2月22日(木) 19:00〜21:00に開催します。2月はこちらのイベントレポートの回同様のピッチイベントになります。
ご自身のプロジェクトを皆さんの前でピッチしたい方、そうした皆さんのピッチを生で聞いて応援したい参加者の方、共に募集いたします。
詳細はこちらのページをご確認ください。
▼クラウドファンディングに挑戦したい方へ
株式会社クラウドファンディングデザインは、CAMPFIRE公式パートナーなので、皆さんから費用は一切いただかずに、起案する方々のサポートを、流通金額8億円を超える経験に基づく高いクオリティで行っています。
サポートをさせていただいた方には、クラファンナイトに登壇・参加する機会も差し上げていますので、まずはこちらのコーポレートサイトをご確認の上、気軽にご相談ください。
※本イベントレポートの写真は、StartupSide Moriyaにご提供いただきました。